「新型コロナウイルスの初動対応に関係した役人が免職になったのを見て、中国の役人は皆震え上がったと推定しています。」

「失職すれば、生活に問題が生じますから、震え上がったでしょうね」と町会長。

「おっしゃる通りです。3月31日の中国の感染者数は57.14、死者数は2.30なので、感染者発見率は24.84です。」

「それでは、新型コロナウイルスを終息させるどころか、感染はどんどん拡大してしまうのではありませんか」と町会長。

「そうなんですよ。シンガポールと同じように感染者の追跡調査をした場合、中国の死者数が2.30でシンガポールの感染者発見率が282.8なので、中国の推定感染者数は2.30かける282.8ですから、650.44になります。中国の公表に基づく100万人当たりの感染者数が57.14ですから、発見されていない感染者の数は、650.44引く57.14で、 593.30になります。」

「そうすると、中国には、公表された患者数の10倍以上の患者がいるということになりますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「中国の役人が皆震え上がると、こういう数字になってしまうということですか」と町会長。

「そうなんですよ。震え上がった役人が失職を恐れて、感染者の報告を偽っても、その役人を管理する役人も失職を恐れて、再調査をさせたりはしないでしょうし、反対に、正しい感染者数を報告する役人がいれば、失職を恐れる上司が再調査を命じたりするのだと推定しています。中国政府が正しいデーターを求めていないのだから、それで問題は起きないということでしょう。」

「しかし、4月8日に武漢の封鎖が解除されましたね」と町会長。

「武漢の封鎖がいつ解除されるか、気にしていた人は多かったのではないかと思います。」

「武漢の封鎖が解除されなければ、新型コロナウイルスが蔓延している証拠だし、解除されれば終息したと考えますよね」と町会長。

「僕も、実は、そう考えていました。しかし、4月8日のニュースを読むと、体温検査を受けて、移動履歴などをもとに個人の感染リスクを判定する健康証明アプリを提示しないと、武漢の外には出られません。」

「それでは、武漢の封鎖が解除されたと言っても、新型コロナウイルスが蔓延中ということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。武漢の封鎖が解除されたのは、武漢の中も外も同じように新型コロナウイルスが蔓延しているためと推定しています。」

「なるほど。武漢の中も外も同じように新型コロナウイルスが蔓延していれば、武漢を封鎖しておかなければならない理由はありませんね。」

「おっしゃる通りです。」

2020/4/13

<謎5>
僕は猫が分かっていなかった。猫は虎やライオンの仲間なのだ。猫が垂直に立っている木に向かってダッシュし、3メートルもある木を一瞬で駆け上って鳥を取ろうとしたのを見たことがある。猫には恐るべき体力がある。猫が孟宗竹に近づかないのは、体が弱いからではなく、知力が高いからだ。人間は陰の肉を食べてしまうが、猫は陰の肉は食べない。陰の肉を食べれば、体力が低下するのを知っているからだ。その猫が、なぜ身の毛もよだつような孟宗竹を越えて苔庭に侵入してくるのだろうか。

苔からは強い陽の気が出ていて体力が上がるので、猫は苔が好きなのだ。そして、ミミズを食べれば、神経系が緩んで体力が上がるのだ。しかし、それが分かっていても普通の猫は孟宗竹には近づかない。おそらく、この猫は野生の猫で、野犬と戦って、野犬を食べてきたに違いない。今まで一度も負けたことがない、誇り高い猫なのだろう。そうだとすれば、アホポンの人間が苔を荒らす邪魔をするのを許せるはずがない。

猫の闘争心には恐るべきものがある。以前、鷹と鷲の声がスピーカーから流れるようにした時、外庭にいた猫は驚いて上空を見回した。どこにも鷹や鷲の姿が見えないので、門の上に飛び乗って、上空を見回した。猫は見えない鷹や鷲と戦おうとしていたのだ。

その闘争心が、今回は、苔を荒らすことに向いてしまったのだ。どこまでもやるに違いない。猫の体力を考えれば、イノシシの時のように、孟宗竹を10本ぐらい設置しなければならないのだろう。誇り高い、鬱の猫は、やりたいことはどこまでもやろうとするのだ。鬱がひどくなると、結果がどうなるのかまでは考えられない。強い鬱の人間が、その時の衝動で、強盗や殺人をしようとする時、逮捕されることは考えられないのと同じだ。この猫も、体が弱って、仲間の猫から共食いされることは考えられないのだ。<続く>

2024/3/24